こんにちわ発達障害専門の食育栄養
コンサルタントのけいです。
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「発達障害は、7~8人に1人」
や
「不登校が30万人に!」
というニュースやネット記事を見たことはありませんか?
発達障害や不登校が増えている。
と世の中では言われています。
今日は、食や栄養と少し離れて
「発達障害」や「不登校」が増えた原因を
解説したいと思います。
結論から言うと
発達障害や不登校が定義されたから
です。
HSPがわかりやすい
例えば、
少し前「HSP」という言葉が流行りました。
「繊細さん」という言葉で聞いたことがある人がいるかもしれません。
-
色々な物事が気になりすぎてしまう人
-
気にしすぎてしまう人
のことを言います。
HSPの人はこれまでも、
今と同じくらいいたはずですが、
言葉が定義されたことで
「何だか生きづらいなぁ」
と思っていた人が、
「HSPだったんだ!」
と自覚し、結果的にHSPの人が増える
ということがあります。
最大のきっかけは法律
日本では2005年に
「発達障害者支援法」
というものが制定され、一般的に
「発達障害」
という言葉が使われるようになりました。
そして、2007年に
「特別支援教育」
の制度が始まって、
今のような支援の形がつくられました。
それまでは「発達障害」という言葉を
聞いたことはなかったのではないでしょうか。
私の学生時代(四半世紀も前のことですが…)はこの言葉ありませんでした。
今で言う特別支援学級に通う子はいましたが、
「なかよしクラスの子」
というだけの認識でした。
また、知的障害でないHSPやADHDの子は、
「ちょっと変わった子」
として、学級の中に位置づいていました。
ちびまる子ちゃんを見ていると、
山田くん…知的障害
野口さん…ASD
はまじ…多動症
丸尾くん…アスペルガー
と、みうけられる振る舞いを見せています。
しかし、四半世紀前は実際こんな感じでした。
年齢が近い方はわかっていただけると思います。
(こう考えると、まる子の担任の先生は超絶優秀な方ですね…!)
話は逸れましたが、
「発達障害」という言葉が認知されてくると、
「私も該当するかも」
「うちの子もそうなのかも」
と考える方が増えてきます。
ニートはどこへいった?
他にも「ニート」という言葉が流行ったことがありました。
「ニート」とは、
働く意思がなく、働いていない人を
そう呼びます。
しかし、この言葉が生まれる前から、
働かない人は一定数いました。
しかし、「ニート」という言葉が生まれて以降、
ニートが増えた
と感じてしまっている人は多いのではないでしょうか。
これらのことから
言葉が定義されると、対象者が増える
ということが言えます。
何が言いたいのかというと、
「発達障害だ。」「うちの子は不登校なんだ。」
と、決めることはどっちでもいい。
私はそう思っています。
言葉が定義されたことによって、
ここにかかわる人たちの
生きづらさや大変さが
軽減されるわけではありません。
大事なことは何か?
単純に・・・
-
子どもの偏食が改善される
-
偏食が改善し、心が安定する日が増える
-
できることが増える
-
自己肯定感が上がる
これらを手に入れてあげることが大事だと思っています。
そして元気に毎日過ごせることが大事だと思っています。
ADHDやASD、LDなどいろいろな言葉があります。
ADHDだから・・・
ASDだから・・・
発達障害だから・・・
不登校だから・・・
ではなくて、
この子が、ちゃんと自立できるためには、
何をすべきか?
って考えてみてください。
そうやって、
-
食事はどうすると良いのか
-
学校はどうしたらいいのか
-
将来はどういう進路を目指していくといいのか
そんなふうに考えてみてください。
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